初・親子朗読共演のご報告@日本近代文学館

『影絵の鳩』田丸雅智・作
『影絵の鳩』田丸雅智・作 朗読中の様子
顔隠しの画像加工は長女の意向をくみました

2024年1月20日(土) 日本近代文学館にて
田丸雅智 著 『言語表現の名手20人から学ぶことばの魔法』刊行記念トーク&朗読ライブに出演しました。
現代ショートショートの旗手であられる田丸先生の新刊刊行記念ということで、親子出演の参加を申し出ました。
※吉史あんは、ショートショート異空間333歩 というYouTube朗読チャンネルを運営するほど、ショートショートを推しています!

私たちが読んだ『影絵の鳩』は、障子に写し出した影絵に、ある変化が訪れます。
400字の中で幻想的な世界が広がり、かつ余韻が残る作品です。
長女(10歳)と私の交互読み。声量の違いなどでお話が入りにくくならないよう、パート分けに配慮しました。
次女(3歳)は猫役として、握った手で合図を送り「ニャー」と鳴いてもらいました。
また台本表紙は見開きタイプではなく、障子をイメージしております。
全25組のショートショート朗読、どれも語りに工夫やオリジナリティがあり、聴いていて楽しいものでした。

トークショーの中で、田丸先生は子供の頃から「工作」が好きと知り、とてもうれしく思いました。
また「作家にならなかったらどんな職業に就いていたか」の質問に対するお答えも大変興味深いんです。
ご自身の特性3つが当てはまる職業だそうです(モノ作り・創造的・短期間で結果が出る:私なりの要約です)。
そこまでご自身を分析されていることに深く感心しました。
出版にいたる制作秘話も聴けました。
「ラジオトークを書籍化しても売れない」というのが業界の定説だそうで、何社も断られたと。
しかし、田丸先生の熱意や書籍化を後押しした沢山の方々の応援があって実現したそうです。
不屈の精神ですね!

主催者であられる 朗読家 葉月のりこ 公式Blog も合わせてご覧ください。

障子をイメージした朗読台本
長女自ら田丸先生のサインを熱望

国語や作文が苦手でも、思いがけないきっかけで「作家」になることもある。
言葉の力って大きいですね。
書籍は読み途中ですが、著名人らの驚きエピソードや思索の深さに驚嘆してます!
是非、お手に取ってお読みくださいね。